徒然の書

思い付くままを徒然に

2019-12-01から1ヶ月間の記事一覧

さざんか

山茶花、この安物のさざんかは町中にあふれている。 公園樹に、生け垣に街角の空間に・・・・ 蕾をいっぱいに付けて次々の花開くのであるが、ツバキの様に潔さがない。 萎れてしまった花びらが、いつまでも木々にへばりついて見苦しいことおびただしい。 花…

美しいということ

人は春には桜を見、秋には紅葉を見て美しいという。 近くは隣家の花壇に植えられた小さな花々、庭の片隅に結実した万両の赤い実を見て美しいという。 ただ姿が整ったもは美しく、歪に歪んだものは美しいとは言わない。 人はこの姿を美しいとは言わない。 だ…

稚拙な日本語翻訳

読むたびに思うことであるが、学術書の日本語翻訳の稚拙さにはほとほと愛想が尽きる。 一つの文節で主語が何かわからないような、あるいは主語に類するものが二つも三つも出てくる様な、不可解な日本語になるものも多く見かける。 句読点で句切り続け、全体…