徒然の書

思い付くままを徒然に

2016-06-01から1ヶ月間の記事一覧

司馬遷と云う男~史記~ その壱

司馬遷が初めて史記の執筆に掛かったのは前百三年。 宮刑に処せられて、宦官になったのが前九十八年。 その後中書謁者令に任命。 史記を仔細に検討すると、史記は世に言われる程、史実に忠実な、優れた歴史書とはとても思えない面が随所に現れてくる。 単な…

書きかけの原稿 人生論について

人間は肉体と肉体に宿る動物的意識を理性に従属させること、言い換えれば自我を否定して、愛に生きることによって、同胞或は生存競争の悲劇から救われるばかりか、死の恐怖からも救われる。 何故なら、その時個人の生命は全体の生命のうちに溶け込んで、永遠…

徒然草二十六段 うつろう人の心

古今集 桜花 とく散りぬとも 思ほえず 人の心ぞ 風も吹きあへぬ 貫之 色見えでうつろふものは世の中の人の心の花にぞありける。 小町 風も吹きあえずうつろふ人の心の花になれにし年月を思へば、あはれと聞きし言の葉ごとに忘れぬものから、わが世の外になり…

徒然に、徒然草を・・・

多くの人は、徒然草や枕草子のさわりの部分を読まされて、学期末の試験で苦労した事だろう。 我の古文と漢文の教師が、いまにして思うと如何やら坊主だったような気がする。 がちがちの勤王派で、武家政治は朝廷を蔑にするからけしからん、授業の度に宣わっ…

経済って何なんだ、国の根幹だろう・・・

今の世の中、Made In Japanの文字を見る事がほとんどなくなった。 日本国中どこへ行っても、Made In Chinaで溢れている。 戦後の日本の様に安かろう悪かろうの、代表の感がある。 これは企業がほとんど海外へ流出した証拠で、それを黙って見過ごした政治屋…