徒然の書

思い付くままを徒然に

2017-04-01から1ヶ月間の記事一覧

八重の桜花

花見で有名な秀吉の花見は吉野の山か醍醐の花見。 この頃の桜の種は山桜が圧倒的であったのだろう。 山桜はソメイヨシノなどにさきがけて、咲き始める吾がとてもこの鵡花である。 その殿を受けて咲くのが里桜と呼ばれる八重の桜である。 里桜は、今でいう園…

有意義とは何ぞや

人間と言う厄介な生き物。 知と言うものを持っているが故にその厄介さは止まるところを知らない。 人間の心は天の心を知るよりも難しい。 もし人間が、己の生を楽しむことを最上の願いとするならば、今の世の安らかに生を楽しむことが適わぬ社会の現実は人間…

菜根譚

菜根譚と言う書がある。 この菜根と云うのは人よく菜根を咬みえば、則ち百事為すべし、とあるに基くと言う。 この語は朱子の小学、に収録されていて、某、今人を観るに菜根を咬むあたわざるによって、その本心に違うに至るもの衆し戒めざるべけんや、と註記…