徒然の書

思い付くままを徒然に

2018-10-01から1ヶ月間の記事一覧

薔薇~牝雞無晨~

バラ園を回っている度に思い起こすのは、このきれいな薔薇の花を冠した戦争が、ちょうど30年も続いたという人間の権力欲が、多くの人々を苦しめてきた歴史である。 人間という生き物は絶えず争っていないと気が済まないらしく、関係のない弱い民を犠牲にし…

日本の菊

重陽の節句で菊が飾られる、菊の歴史は平安の頃に我が国に入ってきて以来、菊は常に親しまれてきた。 菊は食用とも成るが、特に古来から親しまれてきたのは長寿の力があると考えられてきたからであろう。 古来から我が国では、現今のように長寿を邪魔にする…

森の中のせせらぎ ~水の流れの様に~

深山幽谷とまではいかなくても、深い森を思わせる緑のなかに清らかなせせらぎがあった。 どのようなせせらぎであっても、水の流れの音を聞き、流れる様を見ていると、なぜか心が和んでくる。 この清らかな、水の流れを見ていると、遙か遠い子供の頃を思い出…

古典の研究から学び取れるもの

温故知新という言葉がある。 これはとても大切なことであるが、我が国の現状を見ると、悪い面ばかりを尋ね歩きそれを真似ているような気がしてならない。 しかし一方では、心ある人は過去の優れた人物に範を採ろうとしている事もまた事実であろう。 現代は中…