徒然の書

思い付くままを徒然に

権兵衛

早春から咲き始めた色んな花が咲いては消えていき、春爛漫の頃ソメイヨシノが咲いて真打ち登場の感があったが、その桜の姿ももう見る影もない。
花も人間も同じで、老子が言うように功遂げ身退くは天の道なり、と言うように桜も美しく咲いて人間という生き物を十分に楽しませたら桜吹雪となって、最後の楽しみを与えて、退いていった。
植物でさえそうであるのだが、人間という生き物の中には未練がましく権力にしがみついている輩がいる。
何とも見苦しい限りではあるが、無能の所為で己の思いに至ることが出来ないのであろう。
哀れとと言うしかない。
近くの公園へ出かけてみると桜に変わって、小さな木ではあるが、一杯に花を咲かせていた。
何という樹か知らない、名無しの権兵衛としておこう。





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