徒然の書

思い付くままを徒然に

人間という生き物の心の内は~~

 

人間という生き物の心の内は~~

 

 江戸のころ様々な花が、門外不出の扱いを受けていたことがある。

良く知られているのは花菖蒲。

他藩に流出した疑いで腹を切らされたり、打ち首になったりしたものもいるらしい。

この乙女椿も門外不出の扱いすなわちお止めの扱いを受けたと言われている。

そのお止の椿が乙女椿に転じたという説も名前の由来にしていることも有る様だ。

小さな島に生きる人間っていうのは、所詮はせこい性悪な性格にしか育たないのであろう。

何とも情けない日本人の性格ではある。

 

ところがその様なせせこましい性格というのは何も日本人に限ったことではない様である。

時代が進むに従っていい思い、うまい儲け話などというものが己一人で独占したいというのが人間という生き物の性根の様である。

門外不出になる様な特異なものの発明発見は、現代においては権力すなわち法に依って他人を排除することを考え出した、すなわち特許である。

これなどはおおらかさの欠片もないせこい考えから発した権力作用であろう。

今を考えてみるに、猛威を振るっているコロナ,この特効薬が発見されたとか、されないとか、これなどはおそらく特許でべらぼうな対価を要求してくることだろう。

人間の薄汚さは他人が如何に困ろうとも己がよければそれでよし、それが人間という生き物の本来の姿なのであろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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