徒然の書

思い付くままを徒然に

薄墨桜


淡墨桜と呼ばれる桜は、岐阜県淡墨公園にある一本桜をさしていう。
樹齢1500年とも1400年ともあるいはそれ以上とも言われる、年月を生き続けているエドヒガンの古木である。
日本五大桜または三大巨桜のひとつ。
国の天然記念物である。
もうこれほどの年代を過ごしてくると、一人では生き延びられない。
ありとあらゆる手を尽くして、人間様の手を借りて、ようように生を保っているのだろう。
あの支柱に支えられた姿はいたいたしい。
それでも、1500年とも言われる長い間日本という国の移り変わりを眺めてきた桜に、今の日本とはどんな国になっているのか、話を聞いてみたい気がする。
 
元々桜の寿命はそれほど長くはないのだが、なぜかエドヒガンだけは長寿を保っているようである。
この桜は岐阜の薄墨の系に当たるエドヒガンであると言うから、無事に育てば何十年後、何百年後には岐阜の桜のように多くの人を集めるかも知れない。
 
昔から、我が国の皇位は退位して譲ることができ、退位後も上皇として権力を振るったものもいる。
だが現在の皇室典範には天皇は退位できるとは一言も書かれてはいない。
逆に、皇位の継承は天皇が崩じたとき継承が行われると規定しているから、現行法では退位して皇位を譲ることはできないと考えた方がいい。
やるとしたら法改正する必要があるだろうが、簡単の法改正ができるのなら、法などと言うものはあってなきに等しい。

誰が言い出した、改元かは知らないが、これを利用して甘い汁を吸おうとした輩に踊らされた改元でなければよいのだが。
年号を西暦に改めるなら、何も天皇の譲位などの必要もなかろうに・・・・・。
長期に亘り天皇を務められたから、疲れられたなどという馬鹿げたことをいう輩もいるようだが、今頃は天然記念物となっている古桜たちが、またなにか企んでいる奴がいると、大口開けて大笑いしていることだろう。
・・・・・なんとも日本人て奴は御し難い生き物のようだ・・・・・
 
やらなきゃならぬことは、他にいくらでもある。



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