徒然の書

思い付くままを徒然に

原子力発電所って何なんだ~


様々な専門家と称する人々が、登場して原子炉の構造について説明していたが、如何にも分からない事が随分と多い。
ど素人だからこそ書ける事だってあるのだ。
全く知識がなくて、素人だから疑問に思う、その疑問を綴ってみたのだが・・・・

圧力容器、格納容器は密閉されているという。
圧力容器の水位が下がって、冷却できなくなると水素が発生すると言う。
圧力容器、格納容器は密閉されていると盛んに言っているが、では一体、圧力容器、格納容器の何処から水素が漏れて、建屋内に充満するんだ・・・・・・
水素が漏れ出る間隙があるから漏れるのであって、間隙のない完全密閉の所から漏れるものは何もないはず・・・・・・
もし漏れるとすればそれは密閉とは云わない。
その水素が密閉された圧力容器と格納容器からなぜに漏れるのか、漏れるとすれば圧力容器内の放射能も水素と共に漏れるのが道理。
その水素と共に漏れる放射能は圧力容器内のものだから高濃度な筈である。
それが建屋の中にたまって爆発すれば、高濃度の放射能が飛び散るはず。
だが、放射能の値はごく微量だと言う。
ではこの放射能は何処から漏れて出た物なのか・・・・・・
何とも理屈に合わない話である。

圧力容器内の圧力が高くなると水位が下がるという。
そこへ注水など可能なのか。
その圧力が高くなった中へ海水を注入すると言うが、炉内の圧よりも高圧をかけないと海水など入る訳もなかろうと思うのだが・・・・

この水素や放射能がどの様にして漏れるのか、その経路と漏れる放射能が何故微量なのか、どうしても知りたくなった。

それと高圧の圧力容器の中へ海水を注入する等の芸当が如何して出来るのか、本当にはいっているのか、入っているとすれば当然温度も下がるはずであろう・・・・
この注入という言葉の意味はとても重要である。

1~3号機のいずれも冷却不能に陥っているのは、冷却系統の重要性を安易に考えて設計されたものなのではないのか。
冷却不能がこれほど大きな事態を引き起こすとすれば、2重3重の安全、いや2重3重などでは心もとない、もっと幾重にも冷却機能が確保が出来ることに配慮すべきではなかったのか、重要度の認識に誤認があった様な気がする。
制御しても温度が簡単に下がらないと繰り返し述べている、それを考えると冷却装置の重要性は最重要なのではないか・・・・・
スリースマイル島然り、チェルノヴィリ然り・・・・・
普段は安全だ、安全だ・・・・・と人々の不安をせせら笑っている奴らも今回は流石に青くなっただろう。
原爆を扱っていて、安全などある訳はない。
安全の神話はとっくの昔に崩れ去ってしまっているのだ。
安全の意味も何も分からない連中が、専門的知識のない我々をせせら笑って、安全を吹聴していた連中に、どうして安全なのか、安全とは何なのか、改めて問いたい。
これだけ迷惑をかけ大騒ぎして、如何して安全と言えるのか・・・・・
爆発して放射能を振り撒かなければ、安全なんだ等と考えているのなら、頭の構造を変えた方がよい。
そんな危険な思考回路しか持ち合わせていない者等・・・・・そんな人間はこの平和な、安寧な社会には必要はない。
原発と原爆の違いは核分裂を意識的に抑えられるか如何か、の違いでしかない。
冷却不能に陥り、メルトダウンでも起こそうものなら、わが国はどうなってしまうのだろう。
原発は原爆と何ら変わりはない、という事を十分に認識する必要がある。
制御が不能になれば、即原爆に早変わりする事を銘記すべきである。
これはリトルボーイの比ではないのである。