太平記は序文から天皇の帝徳を問題にしている。 帝は君主としての徳を失い、下々は臣下の礼を失っていた。 太平記が天皇と武臣の二極を塾にして構成されている以上、天皇が武臣を滅ぼして、天皇の親政を目論んだ後醍醐は天皇の徳を有するものとは言えない。 …
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