徒然の書

思い付くままを徒然に

美しい紫の果実~コムラサキ~

秋が深まってくると、至る所で紫色の小さな果実をみっしりと付けた木々が目を引く。

ムラサキシキブコムラサキか。

ムラサキシキブコムラサキは見た目にはなかなか区別がつかない。

背丈が低くまとまったコムラサキが庭木などに適している。

果実もみっしりと付いてボリューム感があり美しい。

枝の葉と葉の間に実を着けるのがコムラサキ

ムラサキシキブより用途が広いのだろう。

なぜムラサキシキブなのか、名前の由来は定かではないが、江戸のころはまだムラサキシキブとは呼ばれていなかったようで実紫と呼んでいたようである。

紫式部はあまりにも有名な文学作品があるが、平安時代中期の歌人と言っていいのだろう。

コムラサキは小式部内侍にあやかったのだろう。

 

よく対比される清少納言は清原少納言の女の略称で女房名である。

紫式部の名前は定かではない。

藤原氏の男に嫁いで、父親の役職名を名乗るとすると籐式部と名乗るのが普通だろう。

紫式部源氏物語を書いたとされているが、それとても定かではない。

紫式部日記にそれらしきことを書いていることからの推量でしかない。

それとてもその様に読めるというだけの事。

その中の一遍、紫の上から紫を使ったとされることも有る様だが、これとて定かではない。

平安時代の女房達の記録などほとんど当てには成らない様で、生年月日や没年月さえ確かではない。